頭痛といっても症状は様々で、【ズキズキ】と脈打つ痛み【ガンガン】と頭が締め付けられる痛み、目の奥をえぐられるような痛み。
その他にも様々な症状があります。
また、痛みが起こる場所も様々です。こめかみが痛い、側頭部が痛い、額のオデコ周りが痛い。
国際頭痛分類では、すべての頭痛を14の大きなグループに分類しています。
一般的に「頭痛持ち」と呼ばれる場合の頭痛は、同じような頭痛が繰り返し起きることから「慢性頭痛」といわれ、その代表的なタイプとして「片頭痛」「緊張型頭痛」「群発頭痛」があります。
そのような症状のうち、当院に来院される患者様の中で多い症状は緊張性頭痛といわれる症状が多いです。
ですが頭痛といってもそれだけではなく、医師への受診が必要な場合もあります。
- 突然起こる、激しい強い頭痛の症状
- 初めて頭痛を経験した場合
- 今までと違う頭痛が起こった場合
- 頭痛に加え、発熱が続く症状
- 数日のうちにだんだんひどくなる頭痛の症状
- 麻痺、しびれ、言葉のもつれをともなう頭痛の症状
- 頭部打撲後に出始めた頭痛の場合
上記に当てはまる場合はまず医師への相談、受診をお勧めします。
さて、今回は当院に来院される患者の中でも多い頭痛、筋緊張性頭痛についてお話します。
緊張性頭痛は、頭痛の中で最も頻度が高い頭痛です。
頭痛の頻度も時々起こる方、毎日起こる方と個人差があります。
この頻度により、「反復性緊張性頭痛」(頭痛が時々)、「慢性緊張性頭痛」(頭痛がほぼ毎日)と2つのタイプに分かれます。
頭痛頻度が時々の「反復性緊張性頭痛」は、肩こりなど肩や後頚部、頭部の筋肉の緊張が原因で起こることが多く、
パソコン作業など長時間同じ姿勢で作業を続けていると頸部、肩の筋肉の緊張が高まり、頭痛が起こりやすくなります。
一方、頭痛頻度がほぼ毎日の「慢性緊張性頭痛」では、頸部・肩の筋緊張に加え、
精神的なストレスなどが関与し、脳が痛みに対して過敏になっていると考えられています。
姿勢が悪くなると、筋肉が硬くなります。硬くなった筋肉は血流を悪くさせます。血液を送り出す心臓は頭よりも低いところに位置します。
よって脳への血流量少なくなると、酸素を運ぶ血液量が減るわけですから、脳が酸欠を起こします。
よって頭痛が起こると考えられます。
当院では痛みの原因となる筋肉へのアプローチ、姿勢に関係する骨格へのアプローチ、患者様の日常生活での痛みの原因となる動作や行動など、
多方面からのケアを行っています。