手足のしびれ
- 手先がこわばり指が動かしにくい
- 指先が痺れてものが掴みにくい
- お尻から足先までびりびり痛むようにしびれる
- 病院でヘルニアと言われ足先の感覚が鈍いような気がする
- 指先だけ一枚皮が被ったように感覚が鈍い・・・一般的にしびれの原因とされているもの
- 頸部椎間板ヘルニア
- 胸郭出口症候群
- 円回内筋症候群
- 回外筋症候群
- 手根管症候群
- 腰部椎間板ヘルニア
- 坐骨神経痛 など
しびれの本当の原因は!?
しびれの本当の原因は【筋肉】です。
筋肉は血管から酸素や栄養素をもらって働いているのですが、使いっぱなしの状態や体重をかけて圧迫状態が続くと筋肉は低栄養状態・低酸素状態になります。
その状態が続くと筋肉内の細胞が酸欠状態となり、【しびれ】という感覚を出します。
例えば長時間正座をしていて脚が痺れたことはみなさん経験があると思います。
あの痺れは長時間正座をすることにより筋肉が圧迫された状態が続きます。そうすると筋肉は血管から酸素や栄養素が入りにくい状態が続きます。
その状態が長時間続いてしまうと筋肉は酸欠状態になり、しびれという反応を出してその状態を早く解放してほしいという信号を送るのです。
普段日常動作でもこのようなことは起こります。
例えば脊柱管狭窄症やヘルニア、すべり症などと診断された方の多くは長時間歩いていると徐々にしびれが出現するや腰を反るとしびれが強くなる、出現するとおっしゃいます。
もし神経に問題があるなら脊柱狭窄症やヘルニア、すべり症などは神経が常に圧迫されている状態ですのでしびれは常に出現しているはずです。
しかし多くの方は歩くや反るという動作で症状が出現します。なぜか…!?
歩くや腰を反るというのはいわゆる【動作】です。
動作がなぜおこるのか…それは筋肉が働くことによって身体は動き支えられています。腰を反るのは脊柱起立筋や腰方形筋といった筋肉を使い、歩くや立ち続けることは中殿筋や小殿筋といった筋肉をよく使います。
筋肉を使うや使い続けるということは常に力こぶをいれている状態です。力こぶをいれている状態はすなわち筋肉が硬く太くなっている状態です。
その状態でいると筋肉内の血管は常に圧迫され続けます。
その状態が続くと筋肉はやがてしびれを出します。筋肉がしびれの感覚を出す状態ってどんな状態!?
みなさんあまり意識したことはないと思いますが人間は基本的には寝ている時以外筋肉を使っています。
立っているだけや座っているだけでも実は筋肉を使っています。それはなぜかという地球上で暮らしている以上人体には重力がかかります。その中で姿勢を保つだけでも筋肉には多大な負荷がかかるのです。
実際に宇宙飛行士が宇宙で長期間生活された後、地球に戻ってきたときに立てないと言います。
それは無重力で生活をしていたため姿勢を保つ筋肉の筋肉量が減ったためです。
このことからもわかるように地球上で姿勢を保つだけでも日々筋肉を使っているのです。しかもその中で重い荷物をもったり前かがみになったり、細かい作業をしたり、歩いたり…姿勢を維持する以外でも筋肉には多大な負荷が日々かかり続けています。
筋肉は血管から酸素や栄養素をもらって伸びたり縮んだり硬くなったり柔らかくなったりします。
筋肉を使っている状態というのは力こぶを入れている状態です。
その状態が続くと筋肉内の血管を圧迫し続けることになり筋肉は低酸素・低栄養状態になります。その状態が続くと筋肉はその状態を解放してほしいというサインを出します。それが【しびれ】という症状です。
筋肉からのしびれが慢性化[長期間]する原因は何か!?
先程も述べた通りしびれの症状の原因の多くは筋肉が原因です。
筋肉は使いっぱなしの状態が続くと筋肉は次第に硬くなっていきます。
その状態が長期化すると筋肉内に筋肉の硬結[しこり]が出現しそのしこりが痛みやしびれを引き起こします。
その筋肉のしこりのことを【トリガーポイント】と呼びます。トリガーポイントとは、発痛点とも言い、痛みやこりがもっとも強い部位のことを言います。
「トリガー」というのは文字通り「引き金」という意味で、ピストルの引き金を引くと、弾が遠くまで飛ぶように、トリガーポイントを押すと痛みをそこから離れた部位で感じることから名付けられています。これは神経の走行とは関係ないところで痛みを感じるため「神経痛」ではなく「関連痛」と呼ばれています。
ではしびれを解消するためにどうすればよいの!?
トリガーポイントを患者さんが普段感じている症状や筋肉の運動学的検査により的確に割出して直接原因になっているトリガーポイントの血流を改善させ、内側から緊張やこわばりを緩和させていきます。
当院では手技治療・鍼治療や矯正治療・電気治療を用いて根本的に症状を改善していきます。
こんなしびれには注意!!
- 脳梗塞
- 糖尿病性神経症
- 馬尾症候群
- 多発性硬化症など
このような病名のしびれの症状はほぼ必ずしびれや痛み以外に随伴する症状を引き起こします。
例)力が入らない、舌がまわらない、熱が出る…等
そのような症状が出現していましたら一度専門機関での受診をお勧めします。